貴重な読者の皆様、こんにちは 或いはこんばんは。
抜け殻の作者です。
急に暑くなったり寒くなったりでぐったりしております。嗚呼ヒヨワ。
年下に「温室育ちの雑草」とバカにされがちです。
活字に弱くなったナウですが最近読んだ本を挙げておきます。
ネタバレありますので注意してください。
約600ページ。長かった。
もっと長編の本もあるので(上下に分かれてたりするし)ものすごく長くはないと思うが長かった。
この本が気に入った方には申し訳ないがはっきり言って面白くなかった。
話のヤマがどこにあるのかもわからない。映水さんの過去やヴィヴィさんの金持ちについての主張やカード犯罪のシーンもヤマと言ったらそうなんだろう。
私は川上未映子さんの作品を初めて読んだのでこの人がこの書き方なのかはどうかわからないがヤマがなくてずっと淡々と進む文章なのか、あるいはこの作品だけこうなのかわからないがつまらなかった。
主人公が怒っても悲しんでも感情が入らなかったし、最初の犯罪も焦りもドキドキもなくただ、だからどうした、フーンで済んでしまった。
この作品はサスペンスになるらしいが(amazonのあおりに書いてある)サスペンスに私が期待しすぎたのかハラハラすることもなかった。
最後のほうはこのページ数の必要あるんか?と思い始める始末。
公的支援を受ける術も知らず世間からずれたまま生きる人たちを書きかかったとしたら全然違う作品になるだろうなあと思いつつ、それは違うだろうとも思うけど。
中村淳彦と花房観音の共著。
何冊か中村淳彦の作品を借りたが読めていなくて読めたのはこの作品だけ。
二人でかわるがわる池袋をレポする作品。
私は池袋には結構疎くて(地方出身というのもある)時々グーグルマップを起動しながら読んだ。それでもわからん。
よく言われるのが池袋に行くと体調が悪くなるという話。私は全く影響なし。(今後も出てほしくない)
欲望渦巻く街であり、引っ越し魔の江戸川乱歩が長年住んでいたというところがまた面白いなあとも思った。