ワイの毎日

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最近読んだ本

最近読んだ本について書いてみる。

 

一冊目

 

 

死にそうだけど生きてます

死にそうだけど生きてます

  • 作者:ヒオカ
  • CCCメディアハウス
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極貧の地方家庭に生まれた著者の生い立ちから2020年頃までの話。

95年生まれなので現在27歳くらいか。

大学在学中が2013年~2017年頃になる。

この頃あたりから(今もそうだと思うが)国立大生は裕福な家庭出身が大半とか、ブラックバイトとか聞くようになった気がする。私が疎いだけでもっと前から言われていたかもしれない。

 

 少し前に話題になったこちらを思い出した。

anond.hatelabo.jp

 

↑これを読んだ時も驚いたが(スマホが出てくるのでどう考えても2010年代だろう)ヒオカ氏の作品にも驚いた。どう考えても遠い遠い90年代どころか70年代みたいな古い閉塞的な時代と土地にしか思えない、というのが私の素直な感想だ。

私もド田舎出身だが関東圏だし親や親族が文化的・知的財産には出費・手間・時間を惜しまない人だったので今現在の自分があるような気がする。

 

進学して周りとのギャップに悩みつつもヒオカ氏は大学生活をエンジョイできたようで少し安心した。あまりにも自分との育ってきた環境が違うと距離を置く傾向があるので周囲の人に恵まれたんだと思う(ご本人も書いている)申し訳ないが私は距離を置く人間だ。すまん。

 

実はこの本を読む前に話題になっていた彼女のnoteを読んだが、正直ネタかと思った。(本人もその手の感想が大量に来たと語っている)ネタだったらどんなにいいかと思う。残念ながら事実なのだ。

 

数年前から格差が云々、という話は聞いていたし現実にあるとは知っていた。

だけどここでリアルに突きつけられると辛い。

最後の章では一人暮らしもできて、猫様と暮らしたい、と書いてあるので心底ほっとした。

 

二冊目

 

名作をオマージュしたような立派な装丁である。

エッセイ2作目の作品。

前作の時をかけるゆとりも面白かったが今回はさらにパワーアップしている。

同業の作家 柚木麻子さんも面白い。柚木さんとの絡みが高校生ぐらいのバカ男子っぽい。(誉めてます)

ヘンテコな医者とばかり会ってしまうのが原田宗典を思い出させるのは気のせいだろうか。同じ早稲田卒だし。